
新しい部署へ移動しました。
その部署では日常業務についての改善策を必ず1つ出さなくてはいけません。(ムダを省くとか、効率化みたいな。)
でも私は全くアイデアが浮かびません。
次から次に、どんどんアイデア出す人っていますよね?
どうすれば、そうなれるんでしょうか?

そのお悩み「オズボーンのチェックリスト」で解決できるかも!?
※この記事は5分で読めます※
- アイデアに行き詰まっている
- ミーティングでアイデアを出したい
- 問題を解決するアイデアを出したい
・この記事は、著書「創造力を生かす―アイディアを得る38の方法」を参考にしてます。
アイデアのつくり方:アイデアは組み合わせ
結論、新しいアイデアは「組み合わせ」で生まれます。
なぜなら、過去生まれたアイデアは、ほとんどが組み合わせから生まれているからです。
この現象は「ニュー・コンビネーションの法則」と呼ばれてます。
※ニュー・コンビネーションの概念は、「ヨーゼフ・シュンペーター(1883~)」というドイツの経済学者が唱えたものです。
彼は「アイデアは、ゼロから何かが生まれるのではない。古いものの組み合わせである」と主張しました。

iPhoneは「カメラ」+「携帯電話」のアイデアだね
既存のものが結合することで、新しい「アイデア」が誕生する。
iPhoneが典型です。イノベーション「新結合」です。
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組み合わせって言われても、何をどうすればいいんだよ!
ただ組み合わせても、使えないアイデアになるだけだろ!
そうなんです。
やみくもに組み合わせても、誰の役にも立たないアイデアしか生まれません。
必要のないユーザーにとってはいい迷惑ですからね。
それを防ぐために紹介したいのが「オズボーンのチェックリスト」です。
アイデアのつくり方は組み合わせ:オズボーンのチェックリスト
アイデアを効率的に作りたい。
そんなときは「オズボーンのチェックリスト」を使うことが有効です。
なぜなら、過去に多くのアイデアを生み出したフレームワークだからです。
オズボーンのチェックリストは、オズボーン氏によって作られました。
既存のアイデア+9つの切り口(オズボーンリスト)で自問をすることで、アイデアを意識的に思い起こさせることができます。
例えば「iPhone」「ビッグサイズの軽自動車」などもかけ合わせるです。
「オズボーンのチェックリスト」には、9つの質問が用意されています。
1:他に使い道はないか?
・改善・改良して新しい使いみちはないか?
・そのままで新しい使いみちはないか?
→付箋は「絶対にはがれない接着剤」から生まれました。
2:応用できないか?
・過去に似たものは無いか?
・何か真似できないか?
→コウモリからヒントを得た「超音波による衝突防止機能」
3:修正したらどうか?
・新しいひねりはないか?
・意味、色、動き、音、匂い、様式、型などを変えられないか?
→耳アカがみやすいので、白から黒に綿棒を変更したら大ヒット!
4:拡大したら
・より大きく(強く、高く、長く、厚く)できないか?
・何か加えられないか?
→床面積が広い軽自動車。スズキ「ワゴンR」ダイハツ「ウェイク」
5:縮小したら
・より小さく(弱く、低く、短く、薄く)できないか?
・何か減らせないか
→TikTokのような短い動画
6:代用したら
・他の素材は使えないか?
・他のアプローチは?
→牛乳のかわりに豆乳を使った料理(子供のアレルギー対策)
7:アレンジし直したらどうか?
・要素を取り替えたら?
・原因と結果を入れ替えたら?
→レジ横スペースの商品を入替「ついで買い」促進
8:逆にしたらどうか?
・後ろ向きにしたらどうか?
・上下をひっくり返したらどうか?
→リバーシブルウェア、2way商品
9:組合したらどうか?
・目的を組み合わせたらどうか?
・アイデアを組み合わせたら
→水陸両用バスは、バスと船の組み合わせにより、観光主客力をアップ
アイデアのつくり方は組み合わせ:かけ合わせ方法がわからない

アイデアの作り方はわかったけど、実際どうやってアイデア作ればいいか、イメージわかないなあ。
では、実際にアイデアを出してみましょう。
アイデアを出すための公式は、以下です。
ここでは「業務効率化」のアイデアを出します。
業務効率化においては「縮小できないか?」という切り口が使えそうですね。
・より小さく(弱く、低く、短く、薄く)できないか?
・何か減らせないか
タスクを捨てる=「業務効率化」+「縮小」
1分でアイデアがでました。
注意点は、ただやみくもに足すのはNGです。
なぜなら、アイデアの本質は、課題の解決だからです。
機能をプラスすることばかりに注力して、アイデアの本質を見失っては言語道断です。
課題があるユーザーから必要とされるアイデアをだしましょう。
アイデアのつくり方は組み合わせ:まとめ
まとめです。
新しいアイデアは「アイデアとアイデアの組み合わせ」で生まれます。
組み合わせる作業では「オズボーンのチェックリスト」を使うことが有効です。
なぜなら、過去に発明的アイデアを作り出したフレームワークだからです。
ちょっと切り口を変えただけで、事業が成功した事例は数多くあります。
ビジネスの本質は課題解決です。
アイデアは、課題を解決できることが多いです。
だからこそ、アイデアを出せる人は、この先頼りにされるでしょう。
この記事に共感を頂けたら「アイデアだし」の訓練を始めてください。
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