家の押し入れに眠ったままのビデオテープ。ダビングしたいけど、ビデオデッキを捨ててしまい、困ってませんか?
「そのうち整理するよ…」と頭では考えていても、なかなか腰があがらないものです。
そんな人のために、VHSをDVDにダビングする方法をまとめました。
この記事を読めば、VHSのダビング方法がわかります。
結果、自分に合ったダビング方法がわかるので、VHSを整理する意欲が高くなり、整理整頓が進むでしょう。
この記事を書いている人

- 7店舗でダビング経験
- SEO検定1級合格
- 東証スタンダード社員


【まずは結論】VHSをDVDにする2つの方法とその手順

VHSは、できるだけ早くDVDに変換することをおすすめします。
なぜなら、「2025年問題」があるからです。
「2025問題」とは、2025年までにビデオテープをデジタル化しないと、映像が永遠に見られなくなるかもしれない問題です。1990年代後半に流行したVHSビデオの寿命は約20年で、もうすぐ使えなくなります。

VHSをDVDにする方法は、2つです。
それぞれ解説します。
業者に依頼する

1つめは、業者に依頼する方法です。
VHSを箱に詰めて業者に送るだけ。家からでないでDVDにしてもらえます。
初めてダビング業者を利用する際は、不安を感じるかもしれません。わたしも、初めてのダビングしたときは、依頼を後ろ倒しにしてました。
心配は不要です。VHSを送付し、完成したDVDを受け取るだけです。
メリット
VHSダビングを業者に依頼するメリットは3つあります。
それぞれ解説します。
失敗リスク少ない
1つ目のメリットは、失敗するリスクが低いことです。
理由は、経験豊富な専門スタッフが作業を行うためです。
VHSにカビが付着している場合、そのままダビングするとビデオデッキにカビが広がり、故障の原因になります。
ダビング業者は、一般の方が見逃しがちなカビにも対処できます。
そのため、失敗のリスクを抑えられます。
カビやテープ切れも修復できる
ダビング業者は、カビの除去や切れたテープの修復も行います。
「VHSテープにカビが生えているけれど、ダビングできるだろうか?」という心配は不要です。
深刻な状態でなければ、クリーニングして映像化してくれます。
20年以上前のVHSテープには、カビやテープ切れが発生していることは珍しくありません。
修復可能だと知らずに、思い出のビデオテープを捨ててしまうのは避けましょう。
節約できる
ダビング業者に依頼すると、節約できます。
なぜなら、ダビング機材をそろえる必要がないからです。
例えば、自分でダビングする場合、ビデオデッキやキャプチャー機材などを揃えると、20,000円以上がかかります。
ダビングコピー革命に依頼すれば、40本はダビングできます。
- ビデオデッキ:15,000円程度
- ビデオキャプチャー:3,000円〜10,000円
- DVD-R:1,000円程度
また、ダビングした後、機材が絶対邪魔になります。業者に依頼すれば機材不要。収納の手間もなく、部屋もスッキリです。
デメリット
一方で、ダビング業者に依頼するデメリットもあります。
デメリットは把握してから依頼しましょう。
それぞれ解説します。
ダビングできる店舗が少ない
1つ目のデメリットは、ダビングを受け付けている実店舗が限られる点です。
VHSダビングサービスは、主に大型家電量販店などで提供されています。
例として、カメラのキタムラやビックカメラなどの大型店舗では、ダビングサービスを取り扱っています。
しかし、地域の小規模な電器店では対応していない場合が多いため、事前の確認が必要です。
近所に依頼できる店舗がない場合は、インターネットのダビング専門業者を利用しましょう。
著作権のあるビデオはダビングできない
2つ目のデメリットは、著作権で保護されているVHSテープはダビングできない点です。
これは法律で定められています。
市販のアニメやドラマなどの映像は、DVDへのダビングを依頼しても断られます。
著作権のあるテープと知らずに依頼すると、返却の際の送料が無駄になる可能性があります。
依頼する前に、著作権のあるテープは除外しておきましょう。
自分でダビングする
2つめは、自分でダビングする方法です。
VHSを再生する機材を用意して、DVDにダビングします。
メリット
即日ダビングできる
1つ目のメリットは、即日でダビングが完了することです。
業者に依頼する場合、通常3営業日以上かかりますが、自分で行えばその日のうちにDVDを作成できます。
例えば、急いでDVDをプレゼントしたい場合に有効です。
安くダビングできる
2つ目のメリットは、必要な機材が既に揃っていれば、安価にダビングできる点です。
業者に依頼する場合、1枚あたり700円程度の費用がかかります。
しかし、機材があれば、DVD-Rディスク代(1枚20円程度)のみでダビングできます。
ダビング機材が揃っている場合 | 自分でダビング | 業者依頼 |
---|---|---|
10枚ダビング | 200円(@20×10枚) | 5,000円(@500×10枚) |
100枚ダビング | 2,000円(@20×100枚) | 50,000円(@500×100枚) |
自由度の高いダビングができる
3つ目のメリットは、ダビング内容の自由度が高いことです。
映像の不要な部分をカットしたり、チャプターを設定したりできます。編集した映像は、結婚式のムービーやYouTubeへのアップロード(著作権に注意)にも活用可能です。
また、業者では断られる著作権のある映像も、私的利用の範囲内であれば自分でダビングできます。
デメリット
自分でダビングする方法にも、デメリットがあります。
それぞれ解説します。
お金がかかる
1つめのデメリットは、お金がかかること。
理由は、ダビングに必要な機材を揃える必要があるためです。
- ビデオデッキ:15,000円程度
- ビデオキャプチャー:3,000円〜10,000円
- DVD-R:1,000円程度
VHSをDVDにダビングする方法は複数ありますが、どの方法でも機材が必要です。
特にビデオデッキは必須であり、合計で20,000円以上の費用を見積もっておく必要があります。
技術や知識が必要
2つ目のデメリットは、ダビング作業には専門的な知識と技術が求められることです。
知識がないまま作業すると、機材を壊したり、テープを傷めたりする可能性があります。
きれいな映像でダビングするには、テープの状態確認や、場合によってはクリーニング技術も必要です。
失敗するリスクがある
3つ目のデメリットは、ダビングに失敗するリスクがある点です。
SNSなどで「VHS ダビング 失敗」と検索すると、自分で挑戦してうまくいかなかったという声が見られます。
これは、初心者にとってダビング作業の難易度が高いことを示しています。
クリックで切り替わります
VHSテープの映像は、世界に1つしかない貴重な思い出です。
ダビングに失敗して映像が見られなくなると、取り返しがつきません。最終的に業者に頼ることになる可能性も考えると、初めから業者に依頼するのが確実です。
自分でダビングする3つの方法【手順】

自分でダビングする方法を3つご紹介します。
それぞれご紹介します。
VHS・DVD一体型レコーダーを使ってダビング

最も簡単な方法は、「VHS・DVD一体型レコーダー」を使用してダビングすることです。
この機器1台で、VHSテープを再生しながらDVDへ直接ダビング(録画)できます。
ビデオテープの映像をパソコンに取り込む

次に簡単な方法は、ビデオキャプチャーを使ってVHSの映像をパソコンに取り込む方法です。
ビデオデッキとパソコンをビデオキャプチャーで接続し、映像データをパソコンに保存します。その後、パソコンの機能や書き込みソフトを使ってDVDを作成します。
パソコンにDVDドライブがない場合や、より簡単にDVDを作成したい場合は、「I-O DATA GV-USB2」のような、DVD作成ソフトが付属したビデオキャプチャーを利用すると便利です。
付属ソフトをインストールし、ビデオデッキとパソコンを接続すれば、簡単な操作でDVDを作成できます。
この方法なら、DVDレコーダーは不要です。
ビデオデッキで再生⇒DVDデッキで録画

3つ目は、ビデオデッキとDVDレコーダーをAVケーブル(赤・白・黄の端子)で接続する、従来からの基本的なダビング方法です。
- AVケーブル(赤・白・黄)を用意します。
- ビデオデッキの「出力」端子と、DVDレコーダーの「入力」端子をケーブルで接続します。
- ビデオデッキでVHSテープを再生し、同時にDVDレコーダーの録画を開始します。
- テープの再生が終わったら、ビデオデッキの再生停止とDVDレコーダーの録画停止を両方行います。
この方法は、ビデオデッキ、DVDレコーダー、接続ケーブルの全てを用意する必要があり、準備が大変です。
ダビング後に機材の保管場所が必要になり、処分にも費用がかかるため、他の方法に比べて推奨度は低くなります。
VHSをDVDにするメリット

VHSをDVDにダビングするメリットは3つあります。
それぞれ解説します。
劣化を防ぐ
1つ目のメリットは、映像の劣化を防ぐことです。
VHSテープは、再生するたびにテープが伸びるため、年々、テープが切れる可能性が高くなります。
加えて、時間が経つにつれて劣化が進み、映像が荒れたり、湿気によりカビが生えたりすることがあります。
VHSテープをDVDにダビングすることで、映像の劣化を防ぐことができるので、映像が荒れたり、カビが生えたりする心配が減ります。
想い出をたくさんの人に共有できる
2つめのメリットは、想い出をたくさんの人に共有できること。
なぜなら、スマホやタブレットで共有できるからです。
例えば、VHSをMP4にしてメールで送信すれば、ビデオデッキを処分してしまった人でも、スマホで再生できます。
MP4形式に変換すれば、結婚式のプロフィールムービーに利用できます。
YouTubeにアップロードして、来世に残すことだってできます。
収納が増える
3つ目のメリットは、収納スペースが増えること。
DVDは、体積が小さいため、より多くの収納が可能です。
項目 | 家庭用のVHS | DVD |
---|---|---|
重さ | 200㌘ | 100㌘ |
体積 | 469(㎤) | 361(㎤) |
ビデオテープを家で保存する場合、1枚単位なら手間の違いはありません。しかし、100枚単位になると、DVDの方が圧倒的に管理しやすいです。
また、VHSテープは重いので、段ボールから取り出すことすら憂鬱です。取り出すことが面倒になるので、ビデオテープすら見なくなります。
結果、ホコリをかぶったテープは劣化し、映像が見られなくなります。
今すぐDVDに変換すれば、収納スペースが増えます。取り出しも楽になり、家族でVHSテープを楽しむ頻度も多くなります。
ダビング業者に依頼する方法がオススメ【リスクなし】

「ビデオデッキを持っている場合、自分でやるのと業者依頼、どちらが良いか?」と迷うかもしれません。
結論として、ビデオデッキをお持ちの場合でも、ダビング専門業者への依頼を推奨します。
理由は、自分でダビングする手間やリスクと比較して、業者依頼のメリットが大きいからです。
項目 | 自分でダビング | ダビング業者に依頼 |
---|---|---|
納期 | 即日 | 最短3日~ |
ダビング工数(1本あたり) | 2時間(120分テープの場合) | 0分 |
品質 | 低い | 高い |
カビ対応 | 500円~(エタノール掃除) | 900円~ |
テープ切れ対応 | 1,000円~(補修用テープ) | 900円~ |
初期費用 | ビデオデッキ:15,000円程度 ビデオキャプチャー:3,000円〜10,000円 DVD-R:1,000円程度 | 無料 |
価格(1本あたり) | 30,000円~(ビデオデッキ+DVD) | 898円~(ダビングコピー革命の場合) |
価格(10本あたり) | 30,000円~ | 5,480円~ |
サポート | なし | あり |
失敗リスク | あり | なし |
自分でダビングする主なメリットは「即日完了」のみと言えます。機材費、作業時間、専門知識の必要性、失敗リスクを考慮すると、総合的な負担は大きくなります。
一方、ネット経由などでダビング業者に依頼すれば、テープを送るだけで済みます。
機材購入費は不要で、専門スタッフによる作業で失敗リスクも低く、結果的に時間とお金の節約につながります。
おすすめのダビング業者として「ダビングコピー革命」があります。
1本あたり898円(税込)からと、業界内でも安価な料金設定です。
この料金には、カビ取りやテープ切れの修復費用も含まれており、追加料金なしで大切な映像をきれいにダビングしてくれます。
東京都台東区に実店舗があり、電話やメールでの事前相談も可能です。
丁寧な対応で、安心して任せられる業者です。
まとめ【VHSをDVDにダビングする2つの方法】

この記事のまとめです。
VHSビデオテープをDVDにダビングする方法は、主に以下の2つです。
- ダビング専門業者に依頼する
- 自分でダビングする
総合的に判断すると、「ダビング専門業者に依頼する」方法が、最も確実で効率的な選択肢です。
理由は、時間と費用の浪費、そして失敗のリスクを避けられるためです。
業者依頼なら、テープを送るだけで、高価な機材(20,000円以上)を購入する必要もありません。失敗のリスクを心配することなく、大切な思い出を確実にデジタル化できます。
ダビング作業にかかるはずだった時間とお金で旅行に行けます。それって賢い選択だと思いませんか?
