
押し入れから、ビデオテープがでてきました。DVDにダビングするにはどうしたらよいでしょうか?ビデオデッキは捨ててしまいました…


2022年12月に、おばあちゃん家を訪ねたら、ビデオテープが沢山ありました(上記画像)。
おばあちゃんに「ビデオ見れるの?」と聞くと「デッキが壊れて見れない」とのこと。



じゃあ、おばあちゃんがもってるビデオテープは、一生見ることできないの??
実は、ビデオデッキがなくても、ビデオテープを見る方法はあります。
そこでこの記事は、VHSを見る2つの方法をお伝えします。
この記事を読めば、ビデオテープが見れるようになるので、年末年始、親戚とおいしいお酒が飲めるでしょう。


<プロフィール>
- 7店舗でダビング経験
- SEO検定1級合格
- 東証スタンダード社員
実績&資格(クリックで開く)




【まずは結論】ビデオテープをダビングする3つの方法


結論、ビデオテープを見る方法は、以下3つです。
それぞれ解説します。
業者に依頼する方法


1つめは、業者に依頼する方法です。



ダビング業者には、実店舗とネット店舗があります。
実店舗は「カメラのキタムラ」「ヨドバシカメラ」です。仕事帰り、買い物のついでにダビングできるメリットがあります。
一方、ネット店舗は「ダビングコピー革命」や「想い出ビデオDVDダビング工房」が有名です。価格が安いメリットがあります。



VHSを箱に詰めて送るだけ。家から出ずにダビングできます。
ダビング業者に依頼するメリット
ビデオテープを、ダビングを業者に依頼するメリットは、3つあります。
それぞれ解説します。
失敗リスク少ない
1つめのメリットは、ダビングの「失敗リスク」が少なくなること。
なぜなら、経験豊富な専門家がダビングしているから。
例えば、素人が車をメンテナンスする場合と、整備士がする場合、整備士のほうが車の寿命は延びます。
素人が自分でダビングすると、例えば、VHSに付着したカビに気づけず、ビデオデッキにカビをまき散らし、本体が壊れることも多いです。



ダビングできたとしても、DVDの画質が落ちます。
ダビング業者に依頼すれば、高画質なダビングが可能となり、満足度も高くなります。
カビやテープ切れも修復できる
ダビング業者は、カビやテープ切れを修復できます。
「VHSをよーく見たらカビが生えてた…ダビングできるかな?」
こんな不安があっても心配無用。よほどのことがない限り、きれいにクリーニング、映像化してくれます。
時間とお金を節約できる
ダビング業者に依頼すると、時間とお金を節約できます。
なぜなら、ダビング機材をそろえる手間を省けるからです。
例えば、自分でダビングする場合、ビデオデッキ、キャプチャ、録画機材、ケーブル、DVDーRやブルーレイメディアなどが必要です(20,000円以上は確実)。
- ビデオデッキ:15,000円程度
- ビデオキャプチャー:3,000円〜10,000円
- DVD-Rやブルーレイ:1,000円程度
初期費用の20,000円あれば、ダビング店舗で、40本依頼できます。(1枚あたりのダビング料金が500円と仮定した場合)



機材を買いに行く時間も、節約できますね。
ダビング業者に依頼するデメリット
一方で、業者に依頼するデメリットもあります。
それぞれ解説します。
実店舗の場合、ダビングできる店舗が少ない
1つめのデメリットは、実店舗の場合、ダビングできる店舗が少ないこと。
なぜなら、小さな家電店は、取り扱っていないから。
例えば、カメラのキタムラ、ビックカメラのような、大型店舗ではダビングを取り扱いしております。
しかし、街の電気屋さんのような、ちいさな家電ショップの場合、対応していないケースが多いです。



近所に大型家電ショップがなければ、ネットのダビング業者も検討しましょう。
ダビング枚数が多いほど出費が増える
2つめのデメリットは、ダビング枚数が多いほど、出費も増えること
価格は店舗ごと異なりますが、1枚あたりのダビング料金は、400円~2,000円台が相場になります。



ダビング枚数が多ければ多いほど、料金が増えていきます。
また、カビ、テープ切れは、別料金になります。
例えば、シュミレーションでは10,000円だったのが、カビとクリーニングで15,000円になることもあります。
著作権のあるビデオはダビングできない
3つめのデメリットは、著作権のあるVHSがダビングできないこと。
なぜなら、法律で決まっているからです。昔のアニメやドラマなど、DVDにしたくても、お断りされます。



店舗はリスクを冒せません。
著作権があると知らずに、大量に依頼してしまうと、送料だけが増える可能性もあります。
著作権に引っかかりそうなビデオテープは、除外してから、業者に送りましょう。
自分でダビングする方法


2つめは、自分でダビングする方法です。
ビデオテープの再生機、録画機を用意すれば、DVDにダビングできます。
自分でダビングするメリット
即日ダビングできる
1つめのメリットは、即日ダビングできること。
店舗に依頼する場合、最低でも3営業日はかかります。しかし、自分でダビングすれば、即日DVDに変換できます。
例えば、VHSを今すぐプレゼントしたいときは、自分でダビングすることで、希望が叶います。
安くダビングできる
2つめのメリットは、機材がそろっていれば、安くダビングできること。
店舗でダビングする場合、1枚あたり500円前後かかります。しかし、機材が揃っているなら、初期費用が不要。VHSが多くても、コストは増えません。
ダビング機材が揃っている場合 | 自分でダビング | 業者依頼 |
---|---|---|
10枚ダビング | 200円(@20×10枚) | 5,000円(@500×10枚) |
100枚ダビング | 2,000円(@20×100枚) | 50,000円(@500×100枚) |
自由度の高いダビングができる
3つめは、自由なダビングができること。
例えば、好きな場所で編集、カットできるので、結婚式やyoutubeにアップもできます。
また、店舗では対応できない「著作権のあるVHS」も一部ダビングできます(個人利用の範囲)。
自分でダビングするデメリット
自分でダビングする方法にも、デメリットがあります。
それぞれ解説します。
お金がかかる
1つめのデメリットは、お金がかかること。
なぜなら、機材をそろえる必要があるからです。
- ビデオデッキ:15,000円程度
- ビデオキャプチャー:3,000円〜10,000円
- DVD-R:1,000円程度



ビデオデッキは、ダビングにおいて、必須道具です。
ダビング機材を持っていない人は、初期費用で2万円以上、見積もりしておきましょう。
技術や知識が必要
2つめのデメリットは、知識と技術が必要なこと。
なぜなら、点検する箇所がわからないから。
素人が車のメンテナンスをしたら、車は壊れます。ダビングも同じで、素人がビデオテープを分解すると、もとに戻せません。
失敗するリスクがある
3つめのデメリットは、失敗するリスクがあること。
Twitterで「VHS ダビング」と検索すると、失敗した感想がでてきます。



自分でダビングする方法は、初心者にはハードルが高い作業です。
クリックで切り替わります
例えば、カビのクリーニングは、以下作業が必要です。
- VHSを分解
- 無水エタノールで拭く
- 乾かして戻す
頑張れば自分で直せますが、失敗リスクは高まります。
ビデオデッキをレンタルする
3つ目は、VHSデッキをレンタルして、見る方法です。
ビデオデッキは、渋谷ツタヤ(渋谷駅前)でレンタルできます。



実際に渋谷まで足を運んで、レンタルできること確認済みです。
注意点は、ツタヤの中で、ビデオデッキのレンタルを実施しているのは、渋谷限定です。
渋谷以外のツタヤではレンタルしておりません。
ビデオデッキは、ツタヤ以外の業者でもレンタル可能です。
ビデオテープをDVDにする6つのメリット


わたしは、過去に100本ほど、ダビングした経験があります。
実体験から、ダビングしてよかったと感じたことは、6つありました。
それぞれ解説します。
劣化を防ぐ
1つめのメリットは、映像の劣化を防げることです。
VHSは、再生するたびテープが伸びるため、年々、テープが切れリスクが高まります。
年月による劣化が進むと、砂嵐になったり、湿気によりカビが生えます。
DVDにしておけば、劣化を防げるので、砂嵐になったり、カビる心配も少なくなります。
想い出をたくさんの人に共有できる
2つめのメリットは、想い出をたくさんの人に共有できること。
なぜなら、スマホやタブレットで共有できるからです。
例えば、MP4で納品すれば、ビデオテープの内容をメールで送れます。
また、MP4などに落とせば、結婚式で使ったり、youtubeにアップして、世界に共有も可能になります。
収納が増える
3つめのメリットは、収納が増えること。
DVDのほうが体積が小さいので、多くの収納が可能です。
項目 | 家庭用のVHS | DVD |
---|---|---|
重さ | 200㌘ | 100㌘ |
体積 | 469(㎤) | 361(㎤) |
100枚のDVDとビデオテープなら、DVDのほうが収納が広くなります。
収納が多いビデオテープは、重いし、押し入れから取り出すのも憂鬱ですよね。この憂鬱が「ビデオテープを見なくなる」要因となります。
そして、次第にホコリをかぶります。ホコリをかぶったVHSは劣化し、結果、捨てるハメになるので、早めにダビングしましょう。
衛生的である
4つめのメリットは、家が衛生的になること。
なぜなら、カビが舞わないからです。
ビデオテープは、20年以上経過しているものもあります。
大げさに言えば、カビの塊を、押し入れにしまっているようなもの。開けるたび、家の中に、カビをまき散らしてます。



子供、ご老人と住んでいる人は、病気の原因となります。
あまりにもカビがひどいなら、ビデオテープの処分も検討しましょう。
ビデオテープは、ほとんどの市区町村で「燃えるゴミ」で処分できます。
友だちに連絡するキッカケになる
5つめのメリットは、友だちに連絡するキッカケになること。
なぜなら、昔の友人を思い出すからです。



わたしの親は、昔の知り合いに、電話をかけてました。
もし、連絡が取れるなら、飲み誘ってみてはいかがですか?
わたしは、ビデオテープがきっかけで、5歳のときからの友人と飲みました。
大人になると、友達が増えないので、おすすめです。
結婚式で盛りあがる
6つめのメリットは、結婚式で盛りあがること。
なぜなら、プロフィールムービーで使えるから。
プロフィールムービーに、参加者の映像を入れると、結婚式が盛りあがります。
もし、これから結婚式を控えている人は、ビデオテープをMP4にダビングして、動画に組み込んではいかがでしょうか。
ビデオテープを動画にする方法は、以下記事にまとめております。
自分でできるダビング方法を3つ紹介


家庭でできるダビング方法を、3つご紹介します。
それぞれ紹介します。
VHS・DVD一体型レコーダーを使ってダビング


一番簡単にダビングできる方法は「VHS・DVD一体型レコーダー」を買って、ダビングする方法です。
ビデオテープを再生して、レコーダー側にDVDを入れて録画すれば、ダビングできます。
ビデオテープの映像をパソコンに取り込む


2つめは「I・OデータGV-USB2」を使ってダビングする方法です。
付属のソフト(DVD-ROM)をパソコンにインストールして、ビデオデッキとパソコンをUSBケーブルで接続。
あとは簡単な操作をするだけで、DVDを作成できます。



DVDレコーダー不要でダビングできます。
ビデオデッキで再生⇒DVDデッキで録画


3つめは、赤白黄のケーブルを使ってダビングする方法です。
- ビデオコード(赤白黄ケーブル)を用意する。
- ビデオデッキ側の「出力」と、DVDレコーダー側の「入力」をつなぐ。
- ビデオデッキでVHSを再生すると同時に、DVDレコーダーの録画をスタート。
- 原本を再生しきったら、ビデオの再生とDVDレコーダーの録画を両方停止。
ビデオデッキとビデオレコーダー、ケーブルが必要なので、準備が大変です。
また、ビデオデッキは、2016年に生産終了しているため、入手できない可能性もあります。
DVDはファイナライズすること
VHSをダビングしたDVDは、ファイナライズを行いましょう。
なぜなら、誰かにプレゼントしたときに、受け取った人が再生できないからです。
ファイナライズとは、DVDに書き込みができないようにする処理。VHSでいうところの「ビデオの爪を折る」と同じです。
「親戚にプレゼントしたけど、DVDが見れなかったみたい…」とならないよう、注意してください。
自分でダビングするより業者がおすすめ【メリットだらけ】
個人的には、自分でダビングするより、ダビング業者に依頼することおすすめします。
なぜなら、自分でダビングするメリットが少ないからです。
項目 | 自分でダビング | ダビング業者に依頼 |
---|---|---|
納期 | 即日 | 最短3日~ |
ダビング工数(1本あたり) | 2時間(120分テープの場合) | 0分 |
品質 | 低い | 高い |
カビ対応 | 500円~(エタノール掃除) | 900円~ |
テープ切れ対応 | 1,000円~(補修用テープ) | 900円~ |
初期費用 | ビデオデッキ:15,000円程度 ビデオキャプチャー:3,000円〜10,000円 DVD-R:1,000円程度 | 無料 |
価格(1本あたり) | 30,000円~(ビデオデッキ+DVD) | 548円~(ダビングコピー革命の場合) |
価格(10本あたり) | 30,000円~ | 5,480円~ |
サポート | なし | あり |
失敗リスク | あり | なし |
自分でダビングするメリットは、即日納品できるだけ。
一方、ネットからダビングを依頼する場合、箱に詰めて店舗に送れば完了です。
初期費用も不要、店舗によってはサポートもあるので、失敗リスクが低いです、



つまり、お金と時間を節約できます。
おすすめのダビング店舗は、ダビングコピー革命です。
サポートあり、高画質ダビング。また、1枚あたり548円と最安値でダビングできます。
東京都の台東区に実店舗があるので、当日納品も可能です。
また、ダビングすることに不安があれば、直接店舗に問い合わせることも可能です。



わたしも利用したことありますが、スタッフさん丁寧です。安心してダビングできました。
ダビング業者に依頼する前に確認【トラブル回避】


ダビング業者に依頼することが、絶対に正解ではありません。
なぜなら、デメリットもあるからです。
たとえば、カビが生えてるのにきづかすダビング依頼すると、想定以上にコストがかかったります。



テープ切れ・カビは、追加料金が発生します。
以下記事では、トラブルを事前に回避する方法をまとめております。
ビデオテープを見たいなら、ダビング業者に依頼しましょう【まとめ】


まとめです。
結論、ビデオテープを見る方法は、以下3つです。
オススメは、ダビング業者に依頼すること。
自分でダビングすると、ダビング時間もかかるし、失敗するリスクが高いです。
一方、ダビング業者に依頼すれば、箱に詰めて送るだけ。大切なビデオテープをDVDにダビングしてもらえます。
ビデオテープは、カビが生えると見れなくなります。
6〜7月の梅雨時期は特にカビやすいです。
世界で一つだけの映像が、見れなくなる前に。
実体験からオススメするダビング業者は、以下にまとめております。